涅槃会

お釈迦さまのお亡くなりを悼む日です。涅槃図という大きな絵画を展示します。

涅槃図とは

中央の大きな絵は涅槃に至るお釈迦さまとのお別れを悲しむ人々や動物が描かれています。お釈迦さまを産んで7日後にお亡くなりになった実母の摩耶夫人(マーヤーぶにん)はこの絵の中で天界よりお釈迦さまに向けて薬袋を投じましたがあと僅かのところで木の枝に引っかかってしまい残念ながら終ぞお釈迦さまには届きませんでした。これが「投薬」の語源になったとされています。ぜひ薬袋を探してみてください。
また、中央の大きな絵の周りにある小さな絵は最下部中央より右に進んでいくと摩耶夫人が白象の夢を見て受胎するところからお釈迦さまの生涯が描かれています。右上の絵まで進み終わりましたら最下部中央より左に進んでいくとご遺骨(仏舎利)を収めたお墓(舎利塔)の建立までが描かれています。